当院では、幼児から青年期のお子さまの対応も行っております。
子どもは、大人に向けて成長する道筋の中で、心身ともに大きく変化していきます。
そして、周囲との関わりや集団生活の中で、生きていくための様々な力を身につけながら、
その子なりの考え方やあり方を持った存在として育っていきます。
それと同時に、子どもは成長に伴って、さまざまな課題や困難にも直面します。
そのような中で大人と同様に、 “こころの問題”や“生きづらさ”を抱えることがあります。
私たち小泉病院には、自閉症支援プログラムTEACCH(※)のトレーニングを受けた医師や専門的スキルを修得したスタッフが揃っています。
お子さまの健やかな成長を見守る保護者さまにとって、とても心配なことだと思います。
私たちは、そうした保護者さまの不安とお子さま自身の個性や特性に寄り添い、伴走者として共に考え、サポートさせていただきます。
当院では、お子さまの成長やこころの健康に関するお悩みに可能な限り早期の対応ができるよう、尽力してまいります。
ご本人やご家族のお悩みについて、医師、看護師、公認心理師、精神保健福祉士、作業療法士等がチーム一丸となってサポートいたします。
病院=薬というイメージから、不安に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当院では、ご本人の特徴やお悩みの背景について理解し、生活環境の調整や心理的なサポートを行うことで改善を目指すことを第一に心がけています。また、これらを後押しするために薬物療法を併用する場合には、事前にご本人やご家族とご相談させていただいた上で検討させていただきます。診察の中で疑問や不安があれば、遠慮なくお伝えください。
療育機関・行政機関・他の医療機関と協力しながら、ニーズや現在の状況に合った支援策を考えていきます。また、ご希望される場合には、必要に応じて園や学校とも連携を行います。
当院では、幼児から思春期、成人、高齢者に至るまで、幅広く診療を行っております。
そのため、ご本人の成長や生活環境の変化に合わせて、その時々のお悩みやお困りごとに対応することが可能です。また、ご家族の方の心身の不調につきましても対応させていただきますので、ご相談ください。
精神保健福祉士がこれまでの経緯を伺います。
保護者さまへの聴取と並行して、心理師がご本人と関わりながら、様子を観察させていただくことがあります。
医師が診察を行います。困っていること、心配なことなどをご相談ください。
心理検査のご希望を伺います。ご希望があった場合は心理師が検査についての説明をおこないます。
疑問点などはお気軽にご質問ください。
継続受診のご希望があった場合は看護師が第2回受診の予約調整をおこないます。
当院では、ご本人の特性や状態についての理解の一助となるように、心理検査を実施する場合があります。検査の結果がすべてではありませんが、ご本人やご家族に合った支援方法や、強みや可能性を最大限に活かせるような生活上の工夫、困難な状況から抜け出す手立てを探す際のヒントとして役立てることが可能です。
当院ではご本人・保護者さまのお悩みに合わせて、様々な検査をオーダーメイドで組み合わせて実施しています。検査内容は「お悩みの内容」「検査にかかる時間」「ご本人・保護者さまのニーズ」などによって組み合わせが変わりますが、大きく分けると次のような検査があります。
知的な理解力や判断力、得意なことや苦手なことなどの特徴について把握することができます。
発達・成長の道筋の中で、現在のご本人がどの段階にいるのかを知ることができます。また、ご本人の発達(発達障害(ASD、ADHD、LD))特性についても把握することができます。
パーソナリティ(性格 / 考え方・行動・対人関係のパターン)の特徴や、現在の心の状態などについて理解を深めることができます。
当院ではご本人・保護者さまがご希望される場合に、医師の診療と並行して心理師によるフォローアップを行っています。
保護者の方を対象に、子育て上のお悩み・不安・対応の難しさについてお聞きし、ご本人の行動の背景や効果的な関わり方について一緒に考えていきます。
子育てのスキルについて学びながら、ご本人・ご家族ともに楽に過ごせる方法を探していきましょう。
ご本人やご家族のお悩みに応じて、カウンセリングを検討させていただく場合もあります。
「診察」「お子さまの観察」「心理検査」などを通して、医学的な見立てを行うことが最初のステップになります。その上でお子さまや保護者さまのニーズに合わせて、心理援助を行ったり、療育機関などへの移行をお手伝いさせていただきます。
心理検査のみを目的に受診いただくことも可能です。お子さんの様子やご家族のお悩みを医師がうかがうため、一度診察を受けていただく必要はありますが、心理検査を受けていただいた後は、行政のサポートにお戻りいただいても大丈夫です。その際、ご本人・ご家族のご希望に応じて、行政機関と連携することが可能です。
ご本人やご家族のニーズに応じて、適宜、行政機関や学校、その他の支援機関などと連携します。当院が前面に出るというよりも、ご本人やご家族、学校や行政機関をバックアップすることが当院の基本姿勢です。
丁寧にお話を伺わせていただきますので、「予診」と「診察」を合わせて1時間半~2時間程度のお時間をみてもらえればと思います。「心理検査」については、実施する検査の種類やご本人の状態によって変わりますが、2時間~ をお考えいただければと思います。なお、ご本人の年齢や状態によって、休憩をはさんだり、実施日を分けたりして対応します。
当院では診断名を付けることよりも、お子さまの特性を理解し、お子さまと保護者さまの負担の軽減を図ることに重きを置いています。必要に応じて診断名を付けることは可能ですが、あくまでも重要なのは、その後の支援だと考えています。
たとえASD特性を持っていても、お子さまの成長に併せて、社会適応性を高めていくことは可能です。お子さまの無理なく成長していくためにどのような支援が必要なのか、保護者さまと一緒に考えさせていただきます。
家族のみで受診いただき、医師に相談することができます。その際は、家族のお話を伺ったうえで、医学的な見解をお伝えさせていただきます。ただ、より具体的な評価や援助のためには、実際にご本人の様子を診させていただく必要があるため、可能であればご本人とご一緒の受診が望ましいです。
受診されるご本人が未成年者の場合は、保護者さまの同伴をお願いしております。お仕事などのご都合で保護者様が同伴できる日が限られている場合は、その旨ご相談ください。
必要に応じて検査等を実施したうえで各種書類を作成させていただきますので、ご希望がありましたらお気軽にご相談ください。
受診するには予約が必要になります
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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受付時間 | 受付時間 8:30~17:00 |
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診療時間 | 診療時間 9:00~17:00 |
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面会時間 | 面会時間 9:30~16:30 |
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専門外来(子どもの発達外来・ゲーム依存・ギャンブル依存・アルコール依存・ひきこもり 他) 外来診療 |