現代では、携帯電話端末やインターネットが急速に普及し、生活に不可欠なものとなっています。
インターネットは生活を豊かにするツールであり、私たちの暮らしに様々な彩りをもたらしてくれます。
一方で、使い方のバランスが崩れてしまうと「依存症」として悪い面が出てきてしまうことがあります。
インターネットやゲームに熱中しすぎて過剰使用を続けていくと、自分でも気付かない間に使い方をコントロールできなくなり、
こころや身体、社会生活に様々な支障が出てくることがあります。
当院では、そうしたインターネット・ゲームとの付き合い方で悩まれている方をサポートするための専門外来を行っています。
最近の社会状況を踏まえると「断ネット」は現実的な依存対策にならないことから、
治療においては、インターネット・ゲームを適切に使用できることを目標にサポートを行っています。
依存が生じる要因は様々であるため、個々の状況に寄り添いながら、
どのような使い方をすればより生活が豊かになるのかといった視点で一緒に考えていきます。
また、当院ではインターネット・ゲーム依存に特化した集団プログラム
『K-RISE(ケーライズ)』を定期的に開催しています。
『K-RISE』では、デジタル機器を使わずにゲームやレク活動を楽しんだり、
ネットやゲームとの付き合い方を一緒に振り返ったりしながら、
より自分らしく充実した生活スタイルが見つかるようにサポートを行っています。
当院では、インターネット・ゲーム依存に特化した集団治療プログラムを実施しております。ご本人様はもちろん、ご家族の方にも参加していただけるプログラムとなっております。ご本人様の来院が難しい場合は、ご家族様のみでのご相談もお受けしていますのでお気軽にご連絡ください。
依存状態になると、ネットやゲームにのめり込むことで抑制が効かなくなり、日常生活や社会生活に慢性的な支障がでてきます。ゲームがないと平常の状態を保てなくなり、自分の意思だけではコントロールが難しくなります。
上記①~④が少なくとも12ヵ月にわたって明白である。
ただし、全ての診断要件が満たされ症状が重い場合は、必要な期間が短くてもよい。
(右枠にチェックを入れることで依存度がわかります)
0~2項目 | 適応的な使用 |
---|---|
3~4項目 | リスクの高い使用 |
5項目以上 | 依存症の疑い |
当院では、お子さまの成長やこころの健康に関するお悩みに可能な限り早期の対応ができるよう、尽力してまいります。
ご本人やご家族のお悩みについて、医師、看護師、公認心理師、精神保健福祉士、作業療法士等がチーム一丸となってサポートいたします。
病院=薬というイメージから、不安に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当院では、ご本人の特徴やお悩みの背景について理解し、生活環境の調整や心理的なサポートを行うことで改善を目指すことを第一に心がけています。また、これらを後押しするために薬物療法を併用する場合には、事前にご本人やご家族とご相談させていただいた上で検討させていただきます。診察の中で疑問や不安があれば、遠慮なくお伝えください。
療育機関・行政機関・他の医療機関と協力しながら、ニーズや現在の状況に合った支援策を考えていきます。また、ご希望される場合には、必要に応じて園や学校とも連携を行います。
当院では、幼児から思春期、成人、高齢者に至るまで、幅広く診療を行っております。
そのため、ご本人の成長や生活環境の変化に合わせて、その時々のお悩みやお困りごとに対応することが可能です。また、ご家族の方の心身の不調につきましても対応させていただきますので、ご相談ください。
精神保健福祉士がこれまでの経緯を伺います。
保護者さまへの聴取と並行して、心理師がご本人と関わりながら、様子を観察させていただくことがあります。
医師が診察を行います。困っていること、心配なことなどをご相談ください。
心理検査のご希望を伺います。ご希望があった場合は心理師が検査についての説明をおこないます。
疑問点などはお気軽にご質問ください。
継続受診のご希望があった場合は看護師が第2回受診の予約調整をおこないます。
当院では、ご本人の特性や状態についての理解の一助となるように、心理検査を実施する場合があります。検査の結果がすべてではありませんが、ご本人やご家族に合った支援方法や、強みや可能性を最大限に活かせるような生活上の工夫、困難な状況から抜け出す手立てを探す際のヒントとして役立てることが可能です。
当院ではご本人・保護者さまのお悩みに合わせて、様々な検査をオーダーメイドで組み合わせて実施しています。検査内容は「お悩みの内容」「検査にかかる時間」「ご本人・保護者さまのニーズ」などによって組み合わせが変わりますが、大きく分けると次のような検査があります。
知的な理解力や判断力、得意なことや苦手なことなどの特徴について把握することができます。
発達・成長の道筋の中で、現在のご本人がどの段階にいるのかを知ることができます。また、ご本人の発達(発達障害(ASD、ADHD、LD))特性についても把握することができます。
パーソナリティ(性格 / 考え方・行動・対人関係のパターン)の特徴や、現在の心の状態などについて理解を深めることができます。
受診するには予約が必要になります
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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受付時間 | 受付時間 8:30~17:00 |
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診療時間 | 診療時間 9:00~17:00 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
面会時間 | 面会時間 9:30~16:30 |
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専門外来(子どもの発達外来・ゲーム依存・ギャンブル依存・アルコール依存・ひきこもり 他) 外来診療 |